乳腺外科紹介

2018年3月に乳腺専門医退職に伴い一時診療を中止しておりましたが、同年9月より外科(乳腺)として非常勤医師、2019年1月より常勤医師が着任し、乳癌検診二次精査、手術、薬物療法を含め診療を再開いたしました。
日本人の乳癌罹患率は年々増加し、女性の癌の中では最も頻度が高くなっています。近年の統計では日本人女性の11人に1人が生涯の間に乳癌に罹患し、特に30歳から増加、40代後半と60代に罹患ピークを示す(資料.国立がん研究センターがん対策情報センター)と報告されています。

乳癌は早期発見、早期治療により治癒する可能性のある悪性腫瘍です。早期に発見するためには画像による乳癌検診や自己検診が極めて有用です。画像検診では触診ではわからない小病変や深部に存在する病変が検出されますし、自己検診では皮膚のひきつれやびらん、血性乳頭分泌物、皮膚に近い位置にあるしこり病変などが自覚され早期乳癌を発見できる可能性があります。
当院では2019年度からは乳腺外科として常勤医師2名と非常勤医師で外来、手術を含めたほぼすべての乳腺疾患の診断から治療までを診療しています。外来診療は月から土曜日まで松戸駅前の新東京クリニック4階乳腺外来で行っており、原則同日中にマンモグラフィーと乳腺超音波検査を施行し、結果説明まで行う迅速な対応を行います。手術等入院を要する診療は新東京病院で行っています。
年1回を目安に定期画像検診を受検いただくとともに乳房に気になることがある場合は「大丈夫かしら」、「もしかして癌だったらどうしよう」と思い悩むのではなく、早期に当科を受診してください。