実績

呼吸器外科 2024年度実績

2024年度の当科での大きな変化は、開設当時は2名でその後3名に増加していた人員が、虎の門病院から大塚礼央医師が参加してくれて4名体制になったことです。2024年度は新型コロナの影響もほぼ一段落し、順調に手術症例を伸ばすことができました。開設して1年目で153件、その後170件と200件の間を上下していて200件を超えることを目標にしておりましたが、やっと223件と目標を達成することができました。月平均だと18.6件の手術になりました。また、原発性肺癌切除の手術症例も80件と100件の間を上下しておりましたが、なんとか目標の100件を超えて101件に達することができました。

このほか転移性腫瘍切除は18件と例年並み、気胸などは55件と過去最高だった昨年を大幅に更新しました。縦隔腫瘍の切除は27件とやや多めでした。

手術症例の高齢化は相変わらずで、最も多かったのは70代でしたが、2番目に多かったのは2020年・2023年に引き続き80代でした。

原則的に現地開催になった学会活動ですが、4月の日本外科学会は愛知、5月の日本呼吸器外科学会は軽井沢、6月の日本呼吸器内視鏡学会は大阪、8月の日本気胸・嚢胞性肺疾患学会は札幌、10月の日本肺癌学会は横浜、11月の日本胸部外科学会は金沢、同じく11月の日本臨床外科学会は宇都宮、12月の日本内視鏡外科学会は福岡、3月の胸腔鏡手術のスプリングセミナーは沖縄の宜野湾市で行われ、いずれも当科から演題を発表することができました。