特に力をいれている分野
新東京病院 形成外科にて特に力を入れている分野は、以下の通りです。
1)手外科とマイクロサージャリー、外傷全般
手指の変形や痛み・しびれ、また、腕や手のケガ、腫瘍など手外科全般に対応しています。
マイクロサージャリーによる切断指再接着、組織移植による再建手術に積極的に取り組んでいます。
当科では、高解像度立体視顕微鏡 株)三鷹光器製 MM-50を装備し、より確実性の高い血管吻合ができるようになりました。
2013年1月からは切断指ホットラインを開設し、医師が直接対応し、可能な限り切断手指の再接合手術を受け入れております。手の機能回復には手術と同様に術後リハビリテーションが大切であり、リハビリテーション室と連携し定期的な症例検討会を開き機能回復を目指しています。
また顔面外傷、熱傷、労働災害などの外傷も幅広く取り扱っています。
画像で見る治療実例 (詳細を閲覧したい場合は画像をクリックして下さい。)
関連リンク
新東京病院形成外科 切断指ホットライン
ホットラインを通じて医師が直接対応し、可能な限り切断指症例を受け入れております。
手外科外傷センター
平成26年9月より手外科外傷センターを設立し、手指切断(切断指ホットライン)や重度挫滅などの緊急症例から、手指骨骨折や神経・腱断裂、熱傷等の代表的な外傷、また手根管症候群や肘部管症候群などの絞扼性神経障害、ばね指やド・ケルバン病といった炎症性疾患まで多様な手外科疾患により積極的に対応できる体制を整えました。
顕微鏡下で血管や神経を吻合するマイクロサージャリー技術を駆使し、切断指再接合術や遊離組織移植術、また、外傷や神経麻痺による手指の機能障害に対する腱移植や腱移行術などを積極的に行います。
2)皮膚悪性腫瘍の外科手術
3)眼瞼の形成手術
眼瞼下垂手術、眼瞼腫瘍の切除と切除後の再建手術を積極的に取り組んでいます。
4)母斑・血管腫・シミ・色素沈着症のレーザー治療
Qスイッチルビーレーザー(The Ruby Z1®; JMEC社製)、ロングパルスダイレーザー(V-beam®; Candela社製)ロングパルスアレキサンドライト/ロングパルスヤグレーザー(GentleMAX PRO®;Candela社製)、 CO2レーザー(CO2 Esprit®;JMEC社製)を導入し、各種の体表色素性疾患の治療を行っています。
小児先天性母斑のレーザー治療では全身麻酔が必要となることがありますが、当院では麻酔科専門医による日帰り全身麻酔治療が可能な体制を整えています。
先天性母斑・血管腫の多くは保険適応となりますが、使用機器の適応により自費診療となることもありますので、外来でご相談ください。
当科導入レーザーの紹介
The Ruby(Qスイッチルビーレーザー):厚生労働省認可機器
限局性の色素性皮膚病変に効果があります。
※保険適応疾患:太田母斑、扁平母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着
※自費診療:老人性色素斑(いわゆる「シミ」)、雀卵斑(いわゆる「そばかす」)
色素性母斑(いわゆる「ほくろ」)、刺青(いれずみ)、遅発性太田母斑(青あざ)、など
V-beamレーザー(ロングパルスダイレーザー):厚生労働省認可機器
真皮細血管性病変に効果があります。Skin rejuvenationにも効果があります。
※保険適応疾患:単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症
※自費診療:老人性血管腫、被角血管腫、血管拡張性肉芽腫、尋常性疣贅、肥厚性瘢痕、 Skin rejuvenationなど
V-GentleMAX PRO(ロングパルスアレキサンドライト/ロングパルスヤグレーザー)
脱毛、毛細血管拡張症、Skin rejuvenationに効果があります。
※すべて自費診療となります。
CO2 Esprit(CO2レーザー):厚生労働省認可機器
出血、疼痛、腫れを最小限にして皮膚腫瘍の切除ができます。
※純粋に美容目的の治療は自費診療となります。