日本心臓血管外科手術データベース機構への参加について

参加施設証

心臓血管外科では、日本心臓血管外科手術データベース ( JACVSD:Japan Cardiovascular Surgery Database ) の趣旨に賛同し、この事業に参加を致しております。

下記をご確認頂きご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
何卒趣旨をご理解の上、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

臨床研究の目的について

現在、日本の心臓血管外科手術の結果に関する状況は全国規模では把握されておらず、どのような手術がどれくらいの危険性でなされているのか、また、手術前の状態が良好な場合と重症な場合とで手術の危険性にどの程度違いがあるのかといった内容に関して、全国希望の研究はなされておりません。

この臨床研究では、新東京病院心臓血管外科手術を受ける患者さんの手術前の医学的身体状況と、行なわれた手術およびその結果を調査し、これをデータベースとして情報収集し全国的に集計することにより、日本の心臓血管外科学の進歩、ひいては国民全体の福祉健康の増進に寄与することを目的としています。

この研究が進むことにより、予定された手術の危険度が予測可能となり、更に最適な手術がなされるというメリットが生まれます。

方法

新東京病院 心臓血管外科にて心臓の手術を行なう患者さんのデータ ( 手術前の健康状態・手術の内容・手術後の経過に関する情報 )について、米国胸部外科学会データベースと ほぼ同等の記入項目 ( 約150項目 ) のデータを集め、コンピュータに入力しデータベースとして保管いたします。

これを全国から集めた後、様々な統計処理を行い、現状の把握と将来の医学の発展のために使わせていただきます。また、集めた情報が正しいかどうか確認するため、定期的に日本心臓血管外科手術データベース機構から任命された委員へカルテ内容のチェックを依頼し確認します。

研究期間と参加人数

新東京病院の心臓血管外科で心臓の手術を行なわれる患者さん全対象となり ( 心臓・胸部大血管手術に該当する全ての患者さん ) ( 年間約400名 ) 、研究期間は2012年1月1日から2016年12月31日の5年間を予定しております。

尚、この調査のために「手術や入院期間が長引く」「余計な検査が行われる」といった患者さんご本人の診療に支障をきたすというようなことはございません。

プライバシーへの配慮

この研究では患者さんの個人情報を取り扱わせていただくため、秘密保守には厳重な配慮をおいています。

収集した情報は全て記号化し、コンピュータ処理を行う際にも安全性と信頼性を有する高レベルの暗号形式を使用しています。
また、日本心臓血管外科手術データベース機構から任命された委員によるカルテチェックの際の確認項目は最小限にいたします。
もちろん、個人情報保護法の観点より、個人を特定できる形での情報公開は一切ございませんし、集められた情報は本研究以外に使用されることはございません。

非同意の自由

この研究のデータ収集への同意は自由です。

もちろん、このデータ収集に同意されないことによって診療上の不利益を受けるということは全くございません。
また、最初に同意したものの途中で非同意とすることも可能です。その際は担当医にご連絡ください。この場合にも医療上の不利益を受けることは全くございませんのでご安心ください。

診療費用に関して

この研究を行うことによって患者さんに新たな診療費用が加わることはございません。

本研究の資金源と研究成果公表方法

この研究の運営は、心臓外科教室の自己研究資金により運営されています。また、研究成果は専門学会、医学論文を通じての公表だけでなく、日本心臓血管外科手術データベース機構ホームページを通じて一般国民の方々に広く公表されています。

お問合せ

その他、ご意見ご質問がございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。