心臓内科の長沼医師が
Medtronic社のTAVIプロクター(指導医)に認定されました
心臓内科の長沼医師がEdwards社に続き、Medtronic社のCoreValve/Evolut-R弁を用いたTAVIのプロクター(指導医)にも認定されました。プロクターとはTAVIの適応や技術指導を他施設で行うことができるTAVIのスペシャリストのことで、長沼医師のカテーテル技術、症例経験数、海外留学経験、学会発表や論文執筆などの学術的実績などを総合的に判定され、認定されました。
今回の認定により、日本国内で使用可能な2種類の人工弁いずれについてもプロクターライセンスを得たことになります。この2つの人工弁はメカニズムが異なっており、これらに精通することによって、患者様毎により細かい治療戦略を立てることが可能です。
長沼医師は経大腿動脈アプローチを得意としています。これは足の付け根の動脈(大腿動脈)からシステムを挿入して心臓まで到達する方法です。 現在このアプローチ方法が国内外で主流となっており、最近の臨床研究では経心尖アプローチなど経大腿動脈アプローチ以外の方法によるTAVIよりも予後が良好であることがわかっています。経大腿動脈アプローチは患者さんにとっては最も負担の少ない方法ですが、高度なカテーテル技術がないと完遂することができない症例が存在します。 当院では元々TAVI導入前より、心臓や下肢の血管などの複雑病変(治療が難しい病変)に対して質の高いカテーテル治療を提供することを目標としていましたので、たくさんのノウハウを持っています。
現在当院では、局所麻酔+鎮静下(基本的に人工呼吸器を使用しない)に、大腿動脈穿刺法といって体に全くメスを入れない方法でTAVIを行っており、より患者様の体への負担が軽くなるよう努めています。北は北海道、西は広島県からも患者様が来院されています。
遠方の患者様も御遠慮なくお問い合わせ下さい。